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貸し付け条件として必ず表記されている実質年率とは

消費者金融や銀行、クレジットカード、さらにはショッピングローンなどにおいて、
貸し付け条件として必ず表記されている実質年率、これって金利とは違うものなの?
借入れについて詳しくない方の場合には、こういった疑問を抱いてしまうこともあるかと思います。

結論からいいますと、「実質年率=金利」である場合もあれば、
「実質年率≠金利」である場合もあります。

詳しく解説しますと、まず実質年率とは保証料のほか、各種手数料などを含めた、借入れの際に必要となる全ての金額のことを指します。住宅ローンなどにおいては利息分のほか保証料なども必要となってくる場合もあるので「実質年率≠金利」となります。
一方、カードローンなどにおいては保証料や手数料などは不要ですので
「実質年率=金利」となります。

1年間にかかる金利が実質年率

またその字のとおり、年率となっていますから1年あたりの金利、つまり年利ともいえます。1年間借りた場合に元金に対して必要となる利息の利率ということです。
実質年率(年利)18%で100万円を借りて、1年後に全額返済する場合であれば、

100万円 × 18% = 180,000円

18万円の利息の支払いが必要ということになりますから、全体の支払い金額は

1180,000円ということになります。

カードローンの利息は日割り計算

ただし、返済するごとに元金は減ってゆくので、この金額よりも少ない金額となります。
また、カードローンなどでの借入れでは、ひと月に一度などの複数回の返済となりますから、例えば、1年を365日、ひと月を30日として、100万円の借入れに対して18%の利息計算をすると、

100万円 × 18% ÷ 365日 × 30日 = 14,794円
となります。

仮に20,000円を返済した場合なら、14,794円は利息分に、
残りの5,206円分が元金に対して返済された額となり、返済後の借入れ残高は994,794円
ふた月目からはこの金額に対して利息計算を行うわけです。

アドオン率と実質年率

さまざまな借入れにおいて、かつてはこの実質年率ではなく、アドオン率とよばれる利率のみで表記されていた時期もありましたが、法規制によって実質年率での表記が義務付けられたため、アドオン率で表記する場合でも必ず実質年率も表記するようになったのです。

ちなみに実質年率は返済回数が変っても変化しませんが、
アドオン率では返済回数が少ないほど低い数値となるほか、
アドオン率を実質年率に換算すると高い数値となります。

実質年率 返済回数 アドオン率
18% 6回 5.32%
18% 12回 10.02%
18% 18回 14.85%
18% 24回 19.82%

実質年率18%をアドオン率になおすと上記のようになります。
貸し付け条件から借入れ先を検討する際などには、
こういった点を理解しておくべきであるといえます。